2011-03-12 原子力安全保安院・関電・九電・四電・沖電は挙国一致して福島第1第2原発の事態に対処せよ 原子力 福島第1第2原発が未曾有の危機に陥っている。 福島第1原発「炉心溶融が進んでいる可能性」 保安院 :日本経済新聞 提言【個人的な結論】 国内の全ての加圧水型原子炉1次冷却水に用いるホウ酸【10B(OH)3】の在庫を福島第1第2原発へ任意の軍用機で至急空送せよ。 状況的背景 関電の発電設備緊急対応者の携帯電話に電凸したが、伝わらなかった。 http://twitter.com/babydaemons/status/46519661050859520 理論的背景 沸騰水型原子炉は、通常制御棒を炉心下部から電動で押し上げて制御する。非常用ディーゼル発電機を含めて全ての電源が絶たれ、制御棒の状況が不明(恐らく重力で落下)な現状は完全にアンコントローラブルだ。 沸騰水型原子炉 - Wikipedia 核分裂反応の停止制御が不可能なため、海水を含めたあらゆる手段での炉心の冷却はもちろん必要。 セシウム検知「燃料冷やすしかない」 今中京大助教 :日本経済新聞 だが、根本的には制御棒の代替を探し核分裂に伴う中性子発生の制御を取り戻さなければならない。そこで、加圧水型原子炉1次冷却水に用いるホウ酸【10B(OH)3】を同時に投入し、中性子の吸収を図ることを提案する。 加圧水型原子炉 - Wikipedia ホウ素 - Wikipedia なお この非常時に、改良型を含めた沸騰水型原子炉(BWR/ABWR)と加圧水型原子炉(PWR)のどちらが優れているかという宗教論争をする気はさらさら無い。また、私は出身大学で1講義しか原子力について修めていないことを付け加えておく。